ふるカスタムのチラシ裏

ゲームについてただただ書く怪文書

すれちがいMii広場を懐かしむ

みなさんはすれちがいMii広場という内蔵ソフトを

このソフトは3DSにプリインストールされており、すれちがい通信を用いてちょっとした遊びができるゲームである。ゲーム内容自体は非常にアッサリ。

すれちがいが出来なくてもゲームコインで都合をつけては貰えるが、1日10枚まで日付変えればその制限踏み倒せるけど、1000歩歩く必要がある。3DSブンブンでごまかせるけど歩くより疲れる。そのため、このゲームをするうえですれちがいは欠かせない。

一応DS時代にもすれちがい通信を用いたソフトはあったが、ソフトの起動は必須だったのでかなりマイナーだった。ポケモントローゼのアレとかやったことないもん。その点3DSすれちがい通信はスリープモードにするだけで成立する。この仕様でなかったらメジャーにはならないだろう。

居住地ガチャ

このゲームを最大限楽しめるかは住んでいる街が栄えているかがすべてである。

筆者の当時の居住地は…静かな住宅街である。生活に不自由はしなかったがすれちがい通信には不適である。でも超絶田舎というわけでもなく、ショッピングモールに行けば10人以上は見込めた。まあ車が必要になる距離なので気軽には行けないが。

このすれちがい通信目当てにゲームのための留守番をやめて買い物、ショッピングモールに付き添い、県外にも3DSを持ち込んで行ったし、東京にも行った。それくらいすれちがいに情熱をかけていたわけだ。特に東京は、そこらじゅうを歩けば緑ランプがつくすれちがい天国。秋葉原に至ってはその名もずばりすれちがい広場というものもあった。1日で100人以上すれちがえたもんだから実にすごい。ここをホームグラウンドにしていたら緑ランプ一生ついていただろうなうらやましい…とクソガキの筆者はそう思った。

できること

起動時

すれちがったMiiと挨拶をする。挨拶はゲームでも現実でも大事。

予め設定した挨拶をしゃべって、出身の都道府県と国、あとは趣味とか夢とかをしゃべる。初対面の人とのすれちがいはこれくらいである。

で、2回目以降の人は握手アクションではなくハイタッチに変わる、私ってどう思うという質問が追加される(実質凄くいいの1択)、汎用挨拶とは別に個別挨拶を送ることが出来る。すれちがった相手がリアルで顔を合わせたことがある者にしか送らなかったが。

あそび

メインコンテンツ。この項では初期の二つだけ紹介。

・ピース集めの旅

すれちがった相手からピースをコピーしてもらって自分のものにしてパネルを完成するというもの。

相手の所持ピースの中に自分が持ってないところを一つだけ分けてもらえる。

ゲームコインでピースをもらうこともできるが、平然とダブるので3回連続でダブった実績解除くらいにしか使わない。他のゲームで使うべきだろう。

パネルサイズは最初は15ピースのみだったが、のちに24、40ピースが出てきた。その中でも24と40はピンクのピースが存在し、ゲームコインでは入手できない。田舎暮らし泣かせである。

初期状態は1ピースしか持っておらず自分が恵んでもらう立場になるのだが、他人にあげてもピースが無くならないので最終的にはあげる立場になる。まるでお年玉だな。こっちは懐が痛まないからいいけど。

パネルは3DSWiiUのゲームが中心だが、例外も存在する。限定配信のANAとマックでDSのパネルである。マックはそろえたことはあるが、ANAのやつは貰ったことさえない。

すれちがい伝説

すれちがったMiiを勇者として出撃させてゴーストたちにとらわれた自分のMiiを助けに行く愛と勇気の物語。

このゲームで用いる情報はすれちがった回数と服の色になる。

すれちがった回数が多いとMiiのレベルが上がり、火力が増す。服の色によって使える魔法が変わる。この詳細は後述。

最大10人でパーティを組む。頭数が足りないと感じたらゲームコイン2枚で猫か犬のさすらいの勇者を雇える。レベルは大体1、たまに2。服の色はランダムなので融通は利かない。

戦闘時、先頭のMiiは攻撃、魔法、一旦後ろに戻る(ターン消費無し)というコマンドが選べる。使う魔法とか状況によっては一旦後ろに回るという手もある。というかよく使う。

まずは攻撃。持ってる剣で叩く。なんと3回も攻撃してくれる。お得。火力は(現在のレベルー防御力)。アルテリオス計算式である。たまにクリティカルが出ることもあり、(現在のレベル×3ー防御力)という式になる。防御が高くてダメージが通らなくてもワンチャンがあるということになる。なお攻撃が終わって仕留めきれないとゴーストたちに驚かされて逃げ帰る。

次に魔法。

・赤

炎魔法で敵全体に防御無視のレベル×2ダメージ。鎧系にはこれだろう。

・橙

通常攻撃の回数を1回増やしてくれる。強敵戦の最初に使うべき。

・黄

砂嵐を起こし通常攻撃の命中が落ちるが、確率で追加攻撃をたくさんできる。ギャンブル。

・黄緑

敵を眠らせ次の攻撃回数を増やす…が、大体追加1回で終わりがち。

・緑

次のMiiのレベルを2倍にする。後でを選ぶと解除されるクソ仕様に注意。

・青

水魔法で敵全体に防御無視のレベル×2ダメージ。鎧系にはこれだろう。

・水

敵を凍らせる。効果は黄緑と同一。

・桃

後続がクリティカルか空振りのどっちかになる。問題はクリティカル率が3分の1しかないので普通は使わない。鎧系の敵に打つ手なしとなったときにやけくそで使うくらいか。

・紫

敵全体に毒を撒き、1ターンごとに防御無視の1ダメージを与え続ける。伝説1きっての有能色だと思う。橙と同様、強敵戦では初手で使うべき。

・茶

ウサギ勇者を呼び出す。レベルが‐1~+1の範囲で変動し、色はランダムとなる。レベル1であればとりあえず使う。大体意中の結果にならないが。

・白

明るく照らす。暗闇の部屋とかいう伝説1の難所を突破するのに必要不可欠。

・黒

あたりを暗闇にし、黄のような剣命中ダウン、追加攻撃チャンス増加の効果を得られる。

 

有用だったりあんまりだったりと割とはっきりしており、個人的には橙と紫、鎧が来たら赤や青のMiiを待ち望んでいた。幸い設定する人が多いので赤や青には困らない。

ちなみに魔法を使って敵を全滅しきれないと疲れて帰ってしまう。

 

…とまあ勇者にあるまじき体たらくであり、筆者はこの勇者のことを使い捨て勇者と呼んでいた。

 

で、このゲームは戦闘曲がなかなか素敵。前半戦、後半戦、前座戦、ラスボス戦どれも隙が無い。とてもMii主体のゲームとは思えない。

 

…さらにさらに無料アップデートで伝説2が追加された。敵の強化、行動パターンの増加、アイテム宅配コマンド追加、むかつくギミックの増加、ルートの増加、コンビシステム追加で色格差の是正が図られた。さらに2では過去にすれちがったMiiを指定してゲームコインで雇えることが出来るようになった。割高かつ3人までという制約はあるが。

宅配で買えるものは以下の通り

・仲間の薬(8枚)

撤退した3人の勇者を戦線復帰させる。

レベル1の勇者に強キャラ3人を復帰させるのがいい使い方だろう。

・力の薬(20枚)

後続全員のレベルを3上げる。

鎧相手に役に立つかもしれんが、クソ高いので使ったことない。

・晴れの薬(2枚)

レベルダウンの雲や死神の行動不能の雲を払う。

死神の雲は4割くらいで怯むのがクソむかつくので使う機会が多いのだが…

・魔封じの薬(2枚)

敵のサポート魔法を打ち消す。こちらも使う機会もある…のだが

 

なお注文した本人はなぜか疲れて帰ってしまう。まさに使い捨て勇者。たまに不良品が混じっており、不良品は当然効果を発揮しないし、当然の権利のように帰ってしまう。ウケると思ったのかその仕様。田舎民にとって貴重な1人とコイン2枚を失うんだぞ。😡

とまあ、不評だったのか不良品が出ないように修正された。

さて、コンビ機能についてだが、2人の服の色が同色、似た色、白黒の場合コンビを組める。コンビを組むとレベルが(2人の合計+1)とバラで攻撃するよりお得になる。さらに同色や白黒なら攻撃回数が+1回される。さらにさらに同色だと使える魔法がパワーアップする。桃魔法はだいぶ使い勝手がよくなるし、赤や青は複数体相手なら殲滅力が上がる。まあ同色コンビは素殴りのほうがいいんだが、たまに仕掛け解除で使わされることになる。

さて、これで色格差はどうなったかというと、

 

4色とコンビ可能:赤

3色とコンビ可能:橙、黄、黄緑、青、紫

2色とコンビ可能:緑、水、桃、白、黒

1色のみ:茶

 

茶色の不遇が加速したんだけどどないすんのこれ。魔法もいいとは言えない代物だし。

使用率の多い赤と青の使い勝手はさらによくなった。

すれちがいマップ

過去にすれちがった人たちの出身地を集める機能。出身地以外の人が来るとテンションが上がるものだ。コンプは目指していた。当時の自分では自力でもどうにもならない運ゲーだし結局自力で日本制覇はできなかったが。

 

すれちがい広場

これまですれちがったMiiやインターネット対戦で出会ったMiiを招き入れることが出来る。広場人数に応じてBGMが豪勢になる。最初は笛だけと非常に寂しい音楽だが、人数が増えるにつれパーカッションが増え、曲調も変わり1000人くらいで最大段階の7つ目になるとそりゃもう豪華になる。

招き入れたMiiは自分のMiiスタジオに入れることもできる(やったことがない)。あくまですれちがい通信をプッシュするゲームなのでネット対戦で招き入れたMiiミニゲームで遊ぶことが出来ない。広場人数の足しにはなる。すれちがいで1000人というのは田舎民には厳しいものがあるのである意味助かる。

お祝い

要は実績。普通に進めていれば取れるものから、一日に100人にすれちがうとかたくさんの国の人とすれちがうとか、すれちがい伝説1で一人で50ダメージ叩きだすとかすれちがい伝説1を30人以下でクリアするとかなかなか難しいものまで用意されている。

その中でもクッソ難しいのはスペシャMiiと10人すれちがうことだろう。インターネットで受け取れる人数は9人どまりなので下手すりゃ一生取れずじまいに。実はイベントで受け取ることもできるのだが…

 

スペシャMii

何か特別なことがあるとスペシャMiiが配布される。

スペシャMiiWiiから配布されており、編集不可、金色のズボンを履いているという特別措置が取られており、このすれちがいMii広場においてはいくつかボーナスがついている。

・ピース集めの旅

全てのピースを所持している

すれちがい伝説

最初からレベル5

となっており、ミニゲームの進行を助けてくれる。

3DS時代はインターネットに加え、オフラインのイベントでもスペシャMiiが配布されれていた。…オフラインについては2024年6月3日に知った。凄い衝撃を受けた。

・家のインターネットで受け取れるMii

2012/02/26 Iwata(岩田社長)

2012/03/01 まつおか しゅうぞう(松岡修造)

2012/04/27 Iwata(岩田社長)

2012/06/22 ありのかちょう(有野晋哉

2013/06/07 Iwata(岩田社長)

2013/08/09 はまぐち まさる(浜口優

2013/08/23 ありのかちょう(有野晋哉

2015/05/20 あばれるくん(あばれる君)

2016/06/15 ますだ(増田順一

・オフライン

2011/06/29 株主総会

受け取れるMiiは岩田氏と宮本氏。

受け取るハードルがめちゃくちゃ高いように見えますが…

2011/10/10 ゼルダ25周年記念コンサート

受け取れるMiiは岩田氏、宮本氏、青沼氏、近藤氏の4名。

2012/06/28 株主総会

受け取れるMiiは岩田氏と宮本氏。

受け取るハードル高くね???

周辺をうろつくだけでももらえたのだろうか?いやそれだと不審者だな。

2013/06/27 株主総会

受け取れるMiiは岩田氏と宮本氏。

受け取るハードルが高い。

しかし株主総会スペシャMii配布されていたとは知らなかった…

 

以上計19人となる。

 

最後に

外に出ないと遊ぶことが難しいゲームなので外出の機会を増やしてくれた素晴らしいゲームだった。お出かけやお買い物の付き添いが楽しくなるという点では楽しめた時間が長いソフトといえるだろう。

しかし、さすがに2つのみのゲームでは遊びつくしてしまう。すれちがい伝説2もクリアしたしピースも集めきった。もう少し…何かが欲しい…

 

おや…?

 

DLC編へ続く。