ふるカスタムのチラシ裏

ゲームについてただただ書く

新紋章の謎について語る

 

前回の続き

fullcust0468.hatenablog.com

 

何故新紋章1つで記事にしたかというと、2024年4月現在、シリーズで一番遊んでいた作品であること、ツイッターやスクショでのプレイ記録が鮮明に残っていることが理由になる。

この作品はノーマルが関の山だった自分をルナティックな領域へと踏み込ませた作品である。

購入するまで

あまり見かけない。マジで。売れてなかったんだろうか。

だから出回らないのか。

 

2023年2月にやっとの思いで見つけたのだが…

5250円もした。高え。

ちなみに定価は4800円だった。定価より高え…。

この値段では事実上新作みたいなもんだし、これまで通りノーマル1周しただけでは到底元は取れなさそう…。

ゲーム開始

本作の難易度はノーマル、ハード、マニアック、ルナティックの4つに分かれており、さらにノーマルカジュアルはさらなる救済措置*1がなされており、幅広い腕前のプレイヤーを楽しませる感じになっている。

 

まず、ウォーミングアップがてら、ノーマルクラシックで始めることにした。

 

ゲーム開始前にキャラメイクをすることになったが、まあ特に何も考えず設定して、ゲームスタート。

 

マイユニットはアリティア騎士になるためにアリティア城に向かって訓練を行い、その過程でゲームに慣れるというチュートリアルを前日編で行う。一応if暗夜をクリアできたので大体知ってるが、何もわからないプレイヤーには丁寧なチュートリアルだろう。弓は飛行特効があるとか、砦から増援が出てくる可能性があるとか、FEシリーズのお約束だがそのあたりの説明は必要だろう。

 

前日編を終え、SFC版第2部にあたる本編に入るわけだが、これは妥当だろう。というのも、本編2章から上級職であるドラゴンナイトが飛んでくる容赦のなさだ。1部をクリアする前提でのマップ設計なのだろう。それに前日編のマップは第7小隊のレベリングにもなる。

 

…少し苦労しながらも難なくノーマルを24章まで進めてクリア。

ちなみに攻略評価Bはおそらくカシムをスルーしたことだろう。何のためにあの村を防衛したのかわからん。

しかし、ここで新紋章をやめる気は起きなかった。なぜなら「もし、簡単すぎだと感じられましたらぜひハード以上にも挑戦してみてください。」と言われたのだから。

 

ハード編

説明書きにもあったが、ここから増援即行動がある。今まで経験がないので非常に不安だ。攻略wikiだとSFC版よりムズイらしい。理由はわからん。

 

敵のステータスも底上げされており、敵の武器レベルが一律でC以上になり、前日編8では銀武器持ちがなぜかいる。チュートリアルであるはずの前日編が詰将棋へと変貌しており、本編1,2章より前日編のほうがムズイ。

 

4章のオグマやシリウス、7章のナバールなど、設定上強キャラであるユニットたちがその辺の雑魚に苦戦しだすという、世界観が崩れかねないことが起き始めている。

 

そして12章では増援即行動による不意打ちでマルス様がお亡くなりになるという一番恐れていたことが起きた。それ以降、増援のトリガーや情報を事前に調べてからやることにするのであった。

 

追撃周りの関係もシビアになっており、ノーマルでは無敵なドラゴンナイトパラディンがハードではだんだん殲滅力が落ちていった。

 

ノーマルではファルシオンいらなくね?となるメディウスもファルシオンいるかも…と思わせるくらいには強くなった。速さ30でも追撃が取れないのが大きいだろう。

というか、終章は竜の無限増援がえぐい。正攻法ではハードでもきついと感じた。レスキューリレーを使わず、説得組を全員採用したこともあって優秀な下級叩き上げが使えないのが響いた。リザーブをガンガン使って何とか倒せた。

なかなかの実力ですとお褒めの言葉はいただいたが、「この程度ではまだ物足りないという方はぜひマニアック以上にも挑戦してみてください。」と言いやがった。

すぐさまマニアックを始めるのだった…。

 

全体的な感想としてはノーマルとハードにだいぶ差がないか???もうワンクッションあってもいい気がした。

 

マニアック編

「手ごわいシミュレーションを求める方におすすめです」(公式談)

攻略wikiによると過去作のハードモードを難なくクリアできる人向けらしい。

ハードでだいぶ苦戦した前日編はさらに地獄へと変貌した。そりゃ落第者や脱走者も出てくるわけだ。特に前日編3がやばく、解法を見つけるのにだいぶ時間がかかった。

 

ステータスもさらに底上げがされており、武器レベルが一律でB以上になり、アーマーナイトが蛮族に追撃されて叩き割られることも多くなる。前日編のドーガとか残念ながら戦力外だが、オグマもオグマで前日編6がめんどくさい。

 

またこのあたりから本編では鋼以上が標準装備、敵がグループ単位で襲ってくるようになり、複数の攻撃範囲が被るところにユニットを置かないと釣られないというウザさ全開の賢さも併せ持つ。攻撃対象決定ルーチンは単純だが。

 

さらにさらに、15章から敵の威力が低めの武器は錬成で威力が4盛られてしまう。銀シリーズぐらいの威力になるわけだ。ハードまでは15章からは息抜きポイントだが、なかなかそうもいかない…と思ったんだけど、やっぱり18章までは息抜きポイントだった。だめだこりゃ。

ハーディンやガーネフ、メディウスといったネームドボスもチートに片足突っ込んでるステータスになり始める。特にメディウスはファルシオンじゃないとほぼ倒せないという領域になっている。

…そんな手ごわいシミュレーションをなんやかんや乗り越え、12章あたりが一番苦戦したが無事にクリア。ダロス許さんからなマジで

お褒めの言葉をいただいたが、とうとうゲーム側からルナティックを薦められるのであった。

 

ルナティックやってやろうじゃねえかよこの野郎!!!!!!!!!!!

 

そんな心意気でルナティックに挑むのであった。

 

ルナティック編

 

まずマニアックとの違いとして、

・敵がさらに強化

・ボスチク没収

・武器レベルがA固定

・一部の敵のレベルが下げられており、獲得経験値が減ってしまう

・敵の数がマニアックより増量

本編1章から銀装備

・威力の低い手槍や特効武器は1章から錬成されている

15章以降は銀武器すら錬成(威力+4、命中+20)、それ以外の素の威力が低い武器はさらに性能が向上(威力+8、命中+20)、遠距離魔法やシューターは据え置き

増援が出てくるのが速い

・シルバーカード、ワープ没収

・敵の配置が変更され、リカードが1ターンで説得できない

アストリアやジョルジュが範囲に入っただけで突っ込んでくる

・訓練場で連戦するとHPが回復せず連勝が絶望的、それでいて料金も高い

・命中が10%底上げされる

敵の竜の射程が1から1-2に変更

 

…始める前から白旗をあげたくなった。

とりあえず使える手段は使っていく。

まずは、ロングボウやアゲインが買えるオンラインショップを…

 

残念。Wi-Fiコネクションは2014年にサ終済みである。

 

でも追加ボーナスのアイテムはワンチャンあるかもしれない。

 

残念。入ってなかった。さらば七色の薬と成長のしずく。

 

しょうがないので徹底した成長吟味とみんなの様子での物拾いを活かすほかあるまい。

前日編はどぎつい吟味で凄まじい時間がかかった。吟味しないと攻略できる気がしない。

 

前日編の敵の大半をマイユニットがなぎ倒して経験値を集中させ、雑に耐える、雑に倒せる、雑に突っ込ませても大丈夫な便利屋ユニットが出来上がった。地獄みたいな前日編8を越えて、前日編より楽な本編1章へ…

 

などとそんな甘い世界ではなく、がちがちに吟味したマイユニやジェネラルアランですら確定3発マルス様やルークといった並耐久のユニットはギリギリ死なない程度の確定2発、セシルとかの低耐久組に至っては小突かれたら一発アウトという世紀末ぶり。

 

完全に世界観がマニアックと違う。

 

では敵の耐久力はというと、マイユニを除く味方3人がかりでやっと敵を仕留められるほどのHPを誇る。なお守備

 

敵の技も底上げされていることで、ユニットによっては1、2%の必殺事故がちらつく。これがなかなかめんどくさい。

本編1章から世紀末ぶりからマイユニ無双でなんとか4章まで進めた。進めたのだが…

オグマが完全に絶体絶命だった。あの人凄腕ですよね。シリウスとか冷や汗かきながら海賊の群れにポツンといたに違いない。

 

増援もエグイことになっており、何と2ターン目にスタート地点近くの砦から湧き出す。そのため、1ターンで砦周りの雑魚殲滅、2ターンで砦制圧が求められる。あまりにも難しいので、レスキューでマイユニを村近くまで呼び寄せ、突撃してきた海賊やハンターを一人で殲滅させた。多分90%のプレイヤーが思いついた力業だろう…。悔しい。

 

そして5章。1ターンで説得できない問題が重くのしかかる。ちんたらしてたらハマーンの杖が入手できない、でもジョルジュ隊がめんどくさい、飛行で突っ込ませようとすると、ドラゴンナイトの範囲に引っかかる…というあらゆる問題が一斉にのしかかる。

 

なんとかして6章に進めるも難しいというよりやばさを思い知った。増援のアーチャーがもうロングボウを持っている、扉を開けたらアストリアやジョルジュよりだいぶ強い勇者やスナイパーがガン待ちしている、ウォーム持ち司祭の近くにボルガノン持ちがいるといった具合だ。肝心のラングはなぜか錬成手槍のワンウエポン。どういうことだ。

 

7章はフィーナどころかナバールの命がヤバイ。ダールが魔法攻撃力22、速さ24と下級職だと無対策なら追撃確定という完全な人殺しーとなる。お前たちゃ人間じゃねえ!と言ってくるが、お前のほうだと自分は言いたい。

 

8章はタイムリミットが短い、9章はアストリア追ってくるのが速い…道中辛いことしかないな。9章のアストリアはうまいこと誘導して部下は全滅させたけど。

 

しかし、10章外伝はローロー稼ぎ、11章はみんながCCしだして飛竜をトンボ取り。12章は簡単ではないが、マニアックほど苦戦はしなかった。13章に至っては各小隊を各個撃破すれば問題なくクリアできるルナティック屈指のクソ雑魚ステージである。13章外伝はジェネラル軍団で突っ込んで楽にクリア。このあたりは楽にクリアできた。

 

…が、14章は氷竜やダークマージ、盗賊の波状攻撃が非常に大変。マニアックまでは入口近くの2マス通路をふさいで数を減らしたのだが、竜の射程が変更されたことでこの作戦は取れない。あとワープの杖がリザーブに差し替えられている。まあワープは一回も使っていなかったが。そしてリザーブはこの場ですぐ使う。すぐ必要になるから差し替えたのだろう。これがリブローだと結構辛い。

 

なんとか殲滅してガトーのもとにたどり着く。そして星のかけらを集めたかのチェックが入る。無事全部集めていた。もしどれか逃していたら心がぽっきり折れたことだろう。増援はまあ問題なく処理できるので割愛。

 

…こうして11章から14章まで続いた強化合宿を経てだいぶ強くなってアリティアに帰ってきた。所詮人間であるアカネイア軍なぞ相手になるわけがない!負けるせーへん地元やし!

 

…残念ながらアカネイア軍も廃課金装備で襲い掛かってくる。守備30でも完封はできない。このころはまだ追撃が取れるが受けるダメージがだいぶ痛い。

 

この廃課金装備もあってか、マニアックまでは15章から18章は息抜きポイントだったが、ルナではことごとく油断できないステージとなった。

 

そして最難関と名高い19章…は、ズルして増援を踏み倒して楽してクリアした。あのドラゴンナイトをまともに相手するつもりはない。

 

20章は増援の量が凄まじいうえに回避不可なので、左上の牢屋で立てこもる作戦しか取れなかった。そして過剰な増援で精神と時間だけが削れていった。立てこもるまでは忙しくて面白いのだが、立てこもって迎撃するところはただただしんどかった。増援をさばききったらもう何も言うことはない。

 

20章外伝は…性格が悪いね。ロングボウまみれなもんだからリザイア地雷が思ったよりやりにくい。残念ながらこのゲームは松明やトーチがないので索敵マップは素の視界でどうにかするほかない。安全にロングボウを処理しつつ、慎重に慎重を重ねてエレミヤを撃破。このマップではオーラとエクスカリバーを入手できるが正直1冊も使い切れていないのでいらない…

 

21章は忙しそうでやることは多そうだが、いざやってみたらすんなりと15ターン以内にミネルバが村に到着できた。一見難しそうだけど簡単にできる…多分ルナで一番楽しいステージだった。

 

22章は最後の難関であり、5ターン以内に制圧できないとほぼゲームオーバーという詰将棋っぷり。なぜなら増援の量と質が恐ろしいし、場所もゴール手前。しかも4ターン目の自軍フェイズ終了後。クリアタイムそのものは短いがそこで費やした時間はかなりのもの。

 

23章はまあ、問題なくクリア。必殺お祈りは結構したけど。

 

そして終章は…この時のために杖をため込んだ。レスキューリレーで4人の司祭を正気に戻し、マルス様の攻撃は必殺を祈って72ダメージ、誰かの攻撃で3ダメージ、そしてマルス様の攻撃で24ダメージ、ちょうど99ダメージでフィニッシュである。このプラン自体はデータ作成したその時から作っていたので難なくクリアできた。

 

メディウスを倒した瞬間力が抜けたね。マジで。

流石に称賛してくれるに違いない。あのルナティックをクリアしたんだぞ。

流石に…

 

なんてことだ。まだゲーム側の減らず口が止まらない。ふざけやがって。

 

ルナティックダッシュ編につづく…

*1:一部敵将が動かない、訓練場半額